「孤狼」

誰がなんと言おうと 土方歳三 ワタシ的通称トシちゃん
新撰組隊士の中では この方が一番好き・・・

天然理心流の剣士でその腕前はゆーことなしのバッチグー
たいていの者が防具の面を縛る面紐に 黒か紺などの地味な色のものを使用していた中
ひとり真っ赤な面紐を付けていた 男前のお洒落さん

新撰組時代は「鬼の副長」として 隊士からも京の人々からも恐れられ
局長の近藤勇とは若い頃からの超仲良しで まるで兄弟のようだったとか

近藤勇の亡き後は 旧幕府軍に従軍し徳川家の為に新政府軍と闘い
数々の戦場で指揮官として手腕を振るう

終焉の地は函館五稜郭
新政府軍に追い詰められた旧幕府軍総裁の榎本武揚は降伏を考えるが
土方の胸中に降伏の二文字はなく 最後まで徹底抗戦の姿勢を貫き通し
激しい戦闘の中 馬上にて銃弾を浴び その生涯を終える 
享年35歳


─退く者は斬る─  彼は最期の最期まで 新撰組のイケイケ副長でありました